年賀状じまいは、年賀状での挨拶を控えることを伝える便りです。人付き合いを終える宣言ではありません。これまでの感謝、今後は年賀状を控えること、これからも続けたい交流の3点を、自分の言葉で添えましょう。
年賀状じまいに決まった年齢はない
手書きの負担、退職、生活の変化、費用など、見直す理由は人それぞれです。「何歳だから必ずやめる」と決める必要はありません。全員に送るのをやめる以外にも、枚数を減らす、印刷を利用する、返事だけにするなどの方法があります。
親の年賀状を家族が手伝うときは、本人が誰との交流を続けたいか確認します。住所録を勝手に捨てたり、本人の知らないところで終了を通知したりしないでください。
文章は感謝・変更・これからの順に
- 長年の便りやお付き合いへの感謝を書く
- 本年を最後にするのか、翌年から控えるのかを明確にする
- 今後も交流を続けたい気持ちや、使える連絡方法を添える
病名や介護の事情を詳しく知らせる必要はありません。「暮らしを見直すため」「年齢を重ね筆をとる負担が増えたため」など、本人が伝えてよい範囲で十分です。
そのまま整えて使える場面別文例
以下は当サイトで作成した文例です。実際の関係に合う言葉へ置き換え、年賀状で出す場合は新年の挨拶を前に添えてください。
本人から丁寧に知らせる
長年にわたり温かいお便りをいただき、ありがとうございます。年齢を重ね、年賀状の準備を少しずつ見直すことにいたしました。勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。これからも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。皆様のご健康を心よりお祈りしております。
親しい友人に短く伝える
毎年のお便りをありがとう。暮らしを少し身軽にするため、年賀状は今年を最後にしようと思います。これからも電話やお茶の時間に近況を聞かせてください。長いお付き合いに感謝しています。
親の希望を受けて家族が代筆する
いつも父〇〇に温かいお便りをありがとうございます。父の希望により、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました。長年のお心遣いに、父ともども感謝しております。今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします。父の意向を受け、長女〇〇が代筆いたしました。
「本人の希望」と書けるのは、実際にその意向を確認した場合です。本人が意思を伝えにくい事情があるなら、確認できていない気持ちを代弁せず、「家族よりご連絡いたします」と事実を伝えます。
伝える時期と送る相手を決める
最後の年賀状に添える方法も、年内に便りとして知らせる方法もあります。年内に知らせるなら「来年から」、最後の年賀状なら「本年をもって」など、いつから控えるかが分かる表現にします。
| 相手 | 伝え方 | 今後の連絡 |
|---|---|---|
| 毎年近況を聞く友人 | 短い文例に個別の一言 | 電話・手紙など本人が使える方法 |
| 親族 | 家族内で伝達済みか確認 | 必要な連絡先を個別に共有 |
| 仕事関係 | 個人の挨拶か会社の挨拶か区別 | 業務連絡先と混同しない |
家族の電話番号や住所を載せる場合は、その家族にも確認します。受け取った人へ「あなたも送らないで」と一律に要求するより、自分の方針として伝える方が穏やかです。
受け取った側はどう返す?
必ず長い返事を出す必要はありません。気持ちを伝えたいなら、相手が負担に感じない方法で「これまでのお便りをありがとう。どうぞ無理のない形で、これからもよろしくお願いします」と短く返せます。
相手が返信を控える意向なら返事を催促しないことが大切です。年賀状じまい後に年賀状が届いた場合も、約束違反のように責めず、返せる範囲で対応しましょう。
住所録は交流を続けるために整理する
残す連絡先、家族に伝えてよい範囲、本人が連絡を取りたい相手を分けてメモします。年賀状をやめても、誕生日や季節の一言を楽しむことはできます。毎年の義務から離れ、自分が送りたいときに書く方法もあります。
参考にした一次情報
情報確認日:2026年9月21日。古い年号と出典不明の受取割合を削除し、文例と家族の確認手順を更新しました。年賀状じまいの文例は法的な定型ではなく、相手への配慮を考えるための例です。
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