祥月命日(しょうつきめいにち)とは、故人が亡くなった月日と同じ日です。たとえば12月15日に亡くなった方なら、毎年12月15日が祥月命日になります。
- 祥月命日は毎年一度、亡くなった月日と同じ日に訪れます
- 月命日は、亡くなった日と同じ「日」が毎月訪れるものです
- 毎年必ず大きな法要を行う必要はありません
- 一周忌、三回忌などの節目は、菩提寺と家族へ早めに確認します
- お布施に全国一律の金額はありません。寺院へ聞いて構いません
この記事では、祥月命日と月命日の違い、家族でできる供養、年忌法要の準備、お布施の確認方法を実務的に整理します。
祥月命日と月命日の違い
| 呼び方 | いつ | 例 |
|---|---|---|
| 祥月命日 | 毎年、亡くなった月日と同じ日 | 12月15日に亡くなった場合、毎年12月15日 |
| 月命日 | 亡くなった日と同じ日 | 毎月15日(12月15日の祥月命日を除く考え方が一般的) |
西本願寺でも、宗祖の命日に毎月勤める月忌法要と、年に一度の祥月命日に勤める法要を分けて案内しています。
祥月命日には何をするのか
祥月命日の過ごし方に一つの正解はありません。家族の状況や宗派、地域の習慣に合わせ、無理のない形で故人を偲びます。
- 仏壇や写真の前で手を合わせる
- 花、故人が好きだった物、季節のお菓子などを供える
- 家族で思い出を話す
- お墓参りをする
- 節目の年は寺院へ年忌法要を相談する
遠方に住んでいる、体調がすぐれない、家族が集まれない場合は、当日に自宅で手を合わせるだけでも構いません。墓地へ行くことや会食を義務のように考えず、続けられる供養を選びましょう。
年忌法要を行う主な節目
年忌法要は、祥月命日のうち決まった節目に営む法要です。一般には次の年回があります。
- 一周忌:亡くなって1年後
- 三回忌:亡くなって2年後
- 七回忌:亡くなって6年後
- 十三回忌:亡くなって12年後
- 十七回忌:亡くなって16年後
- 二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌など
どの年回まで行うか、二十三回忌と二十七回忌を行うか、五十回忌を行うかは宗派・地域・寺院・家族によって異なります。古い一覧だけで決めず、菩提寺に確認してください。
年忌法要の準備
節目の年だと分かったら、最初に寺院へ相談します。会食や返礼品から先に予約すると、僧侶や会場の日程が合わないことがあります。
- 年回と宗派・菩提寺を確認する
- 寺院へ希望時期と場所を相談する
- 家族・親族へ参加意向を確認する
- 自宅、寺院、会館など会場を決める
- 会食、返礼品、お供えの有無を決める
- お布施、交通費にあたる御車代、会食を辞退された場合の御膳料を寺院へ確認する
祥月命日が平日の場合などは、家族と寺院が集まりやすい近い日へ調整することがあります。前後どちらにするかを含め、寺院へ相談すると確実です。
服装と焼香は法要の規模・宗派を確認する
一周忌など親族を招く法要では喪服や落ち着いた平服を選ぶことが多い一方、家族だけの法要では平服とする場合もあります。案内を受けた側は、施主へ「喪服と平服のどちらですか」と確認して問題ありません。
焼香の回数や作法は宗派で異なります。前の人の動きだけを真似るより、分からない場合は僧侶や会場係へ確認しましょう。
お布施に全国一律の相場はない
お布施は読経サービスの料金表ではなく、仏法への感謝として寺院へ納めるものです。宗派、寺院、地域、法要の内容、寺院との関係によって異なるため、高額な金額を全国共通の相場として断定することはできません。
西本願寺も、御布施の包み方などに厳密な決まりはなく、地域で異なる場合があると案内しています。金額や別途必要なものが分からない場合は、次のように寺院へ尋ねて構いません。
「○回忌の法要をお願いしたいのですが、御布施は皆さんどの程度ご用意されていますか。御車代や御膳料は別に必要でしょうか」
寺院から「お気持ちで」と案内された場合も、家族だけで推測して無理な金額を用意せず、差し支えない範囲や地域の例をもう一度尋ねましょう。
お墓参りとお供えの注意
- 墓地・霊園の開園時間と火気のルールを確認する
- 食べ物や飲み物は置いたままにせず持ち帰る
- ろうそく、線香、ライターの火を確実に消す
- 高齢の家族がいる場合は暑さ、寒さ、足元に配慮する
家族で確認するチェックリスト
- 今年が年忌法要の年か
- 菩提寺と連絡先が分かるか
- 誰を招くか、家族だけで行うか
- 法要、墓参り、会食のどこまで行うか
- 服装と宗派の作法を確認したか
- 御布施と別に必要な費用を寺院へ確認したか
次に確認すること
情報確認日:2026年7月11日
