高齢の親が夜中に何度も起きる、昼間にうとうとしている、夜に電話をかけてくる。家族にとって、睡眠の乱れは心配で、介護負担にもつながりやすい問題です。
睡眠トラブルには、生活リズム、痛み、トイレ、薬、認知症、うつ、不安、昼間の活動量など、さまざまな要因があります。
この記事では、高齢者の睡眠トラブルについて、家族が確認したいサイン、昼夜逆転への対応、受診や介護相談につなげる目安、終活ノートに残す情報を整理します。
高齢者の睡眠トラブルで多い悩み
- 寝つきが悪い
- 夜中に何度も起きる
- 朝早く目が覚める
- 昼寝が長くなり夜に眠れない
- 夜間に家の中を歩き回る
- 夜中のトイレが多い
- 家族を何度も呼ぶ
厚生労働省は睡眠対策に関する情報を公開しています。睡眠は生活習慣だけでなく、健康状態とも関係するため、長く続く場合は医療機関で相談しましょう。
まず確認したい生活リズム
睡眠トラブルを考える時は、「何時に寝たか」だけでなく、日中の過ごし方を見ます。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 朝の光 | 朝にカーテンを開けているか |
| 昼寝 | 夕方まで長く寝ていないか |
| 活動量 | 散歩、家事、デイサービスなどがあるか |
| 飲み物 | 夕方以降のカフェインや水分量 |
| 環境 | 寝室の温度、明るさ、トイレまでの安全 |
無理に早寝させるより、朝に起きる時間を整え、日中の活動を少し増やす方が続けやすい場合があります。
昼夜逆転と認知症の関係
認知症がある場合、昼夜逆転、夜間の不安、徘徊、同じ訴えの繰り返しが出ることがあります。
厚生労働省は認知症施策に関する情報を公開しています。夜間の見守りが家族だけでは難しい場合は、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しましょう。
睡眠不足が続くと、本人だけでなく介護する家族の健康も崩れます。家族が眠れない状態が続いているなら、介護サービスの見直しやショートステイの利用も検討しましょう。
家族がしてはいけない対応
「どうして寝ないの」「また起きたの」と責めても、睡眠トラブルは改善しにくいです。本人も困っていることが多いため、原因を一緒に探す姿勢が大切です。
- 自己判断で睡眠薬を増やす
- 夜中に強く叱る
- 転倒しやすい寝室のままにする
- 家族だけで夜間見守りを抱え込む
- 日中の活動をすべて減らしてしまう
薬の調整は医師に相談します。夜間の転倒が心配な場合は、照明、手すり、トイレまでの動線も確認しましょう。
受診・相談につなげたいサイン
- 急に眠れなくなった
- 夜間に外へ出ようとする
- 転倒やけががある
- 強い不安、興奮、幻覚のような訴えがある
- 家族が睡眠不足で限界に近い
- 昼間の眠気で食事や活動に支障がある
かかりつけ医、地域包括支援センター、ケアマネジャーに相談し、睡眠、薬、認知症、介護サービスを一緒に見直します。
終活ノートに残したい睡眠情報
- 普段の就寝・起床時間
- 夜中に起きる理由
- トイレまでの動線や転倒リスク
- 睡眠薬や服薬情報
- 夜間に連絡する家族
- 夜間不安が強い時の声かけ
施設入居やショートステイ利用時にも、夜間の様子は重要な情報です。家族が知っている「眠りやすい工夫」を残しておきましょう。
まとめ
- 睡眠トラブルは生活リズム、体調、薬、認知症などが関係する
- 朝の光、昼寝、活動量、寝室環境を確認する
- 夜間不眠や昼夜逆転を家族だけで抱え込まない
- 急な変化や徘徊、転倒があれば早めに相談する
- 終活ノートに夜間の様子と対応方法を残す
まずは、親の一日の過ごし方をメモし、「夜だけ」ではなく朝からのリズムを見直してみましょう。
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認知症や介護負担の判断とあわせて確認しておきましょう。


